INFORMATION
- 2018.06.15 シンポジウムお申し込み受付を開始しました。
開催概要OVERVIEW
石巻市防災センター 2Fホール(受付1F)
石巻市役所となり(石巻駅徒歩3分)
※車でお越しの方は石巻市役所立体駐車場をご利用ください
2,000 円(定員100名)
このシンポジウムについて
『コミュニティ・カーシェアリング』とは地域コミュニティが運営し助け合いや関係を育むカーシェアリングで、東日本大震災を機に宮城県石巻市で生まれました。ベルギーとドイツでも同様に地域コミュニティの力でモビリティを確保するカーシェアリング等が行われています。
ベルギー・ドイツ・石巻の事業者による事例報告に加え、日本国内で行われているモビリティ事例も共有・比較し、コミュニティ型モビリティの課題や可能性を探るシンポジウムを開催します。ぜひ、ご参加ください。
7月15日(日)午前中に石巻の『コミュニティ・カーシェアリング』の現場視察(無料)を行います。詳細は、参加ご希望の方に改めてご案内させていただきます。現場視察のみの参加も歓迎です。
※本シンポジウムは「新しい東北」官民連携推進協議会 連携事業として実施いたします。
事業者紹介
Autodelen.net(ベルギー)
2003年にゲント(ベルギー)で設立された非営利団体。550のコミュニティが参加するカーシェアリング「COZYCAR」、福祉車両を活用した外出支援ボランティア事業「AVIRA」を運営。同市のカーシェアリングユーザーを2020年までに20,000人にする(現在9,723人)ことを目標に掲げ、カーシェアリングを普及・啓蒙する活動も自治体と連携し行っている。
Taxistop(ベルギー)
1975年にフランダース(ベルギー)で設立された非営利団体。ヒッチハイクのコーディネーションから活動をスタートさせ、現在は広くシェアリングモビリティに関する事業を行う。モバイルサービスを開発し利便性の向上を図る一方で、高齢者向けにレステクノロジーな送迎サービスを提供し、265の地域、約37,000人に利用されている。
Carsharing im Landkreis Ebersberg(ドイツ)
ミュンヘン(ドイツ)の東部エバースベルグ地域で行われている産官民のカーシェアリング推進プロジェクト。現在8つの地域で非営利のカーシェアリング組織が立ち上がっており、運営は全て地域のボランティアが行っている。ノウハウを横展開し、活動の規模を広げている。2030年までに1,000人以上の居住者がいる全集落でカーシェアリングを導入することを目標としている。
一般社団法人日本カーシェアリング協会(日本)
東日本大震災の直後より、全国から寄付で集めた車を活用した活動を宮城県石巻市で実施。地域コミュニティで運営し支え合う地域づくりを目指す『コミュニティ・カーシェアリング』をはじめ、生活困窮者や非営利団体への車の貸出といった寄付車で行う様々な地域貢献事業を展開している。
参加お申し込み 先着100名
プログラムPROGRAM
同時通訳あり※講演テーマは変更される場合があります-
10:00開場・受付開始
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10:30 - 10:45開会挨拶
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10:45 - 11:05講演 ご近所カーシェアリングとその他革新的なカーシェアリング Autodelen.net Jeffrey Matthijs
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11:10 - 11:30講演 Taxistopによる社会的かつ持続可能なシェアリングモビリティ Taxistop Angelo Meuleman
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11:35 - 11:55講演 エバースベルグ地域でのカーシェアリング Carsharing im Landkreis Ebersberg Wilma Östreicher(ビデオ出演)
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12:00 - 12:20講演 石巻の『コミュニティ・カーシェアリング』 一般社団法人日本カーシェアリング協会 吉澤 武彦
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12:20 - 14:00お昼休憩 ※事前にご予約いただいている方は登壇者を交えた立食ランチ
※ランチは別会場でご用意しております。防災センター内での食事はできませんのでご了承ください。
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14:00 - 14:20講演 『コミュニティ・カーシェアリング』の特徴と位置づけ ウィーン工科大学 交通研究所 柴山 多佳児
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14:25 - 14:45講演 わが国の地域公共交通の実状と共助型モビリティの課題 長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター 鳩山 紀一郎
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14:50 - 15:00休憩
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15:00 - 16:20『コミュニティ・カーシェアリング』の役割と未来
参加者 ※予定
- モデレータ
- 鈴木 高宏(東北大学 未来科学技術共同センター)
- 登壇者
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柴山 多佳児(ウィーン工科大学 交通研究所)
鳩山 紀一郎(長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター)
Jeffery Matthijs(Autodelen.net)
Angelo Meuleman(Taxistop)
Wilma Östreicher(Carsharing im Landkreis Ebersberg)※ネット中継で参加予定
吉澤 武彦 (一般社団法人日本カーシェアリング協会)
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16:20 - 16:50調印式・挨拶
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16:50閉会
参加お申し込み 先着100名
登壇者紹介SPEAKERS
※敬称略鳩山 紀一郎
長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター
1976年米国カリフォルニア州生まれ、2001年東京大学大学院修士課程修了、同大学院助手、助教を経て2007年に博士号を取得。同年10月に退職し、2011年5月までロモノソフ・モスクワ大学ビジネススクールにて招待講師。 2011年6月より2017年3月まで東京大学大学院工学系研究科講師。2017年4月より現職。2012年10月より、東日本大震災の被災地である岩手県釜石市の地域公共交通体系の再構築に関わり続けている。
柴山 多佳児
ウィーン工科大学交通研究所
1983年石巻市生まれ。東京大学工学部・大学院工学系研究科社会基盤学専攻を修了。ウィーン工科大学に留学後、2011年より同大学交通研究所研究員。2012年‐2013年にはオーストリア・CARUSOの利用者を対象とした研究調査に従事。現在は各地での持続可能な都市交通計画の策定支援に従事するほか、世界交通会議WCTRの分科会「国・地域の交通政策・計画」にてシェアリングや自動運転など次世代のモビリティサービスの交通計画への統合への国際研究グループメンバー。
Jeffrey Matthijs
Autodelen.net2008年よりAutodelen.netの代表。カーシェアリングのもつ環境的・社会的・経済的な利益を最大化することをミッションに活動している。Autodelen.netのチームと共に、行政との対話の窓口役を担い、カーシェアリング事業者や個人間カーシェアリンググループを結び付け、活動しやすい環境の創出に取り組む。その他にも自治体の車両や、福祉車両をシェアするなど、多様なグループがカーシェアリングにアクセスできるような革新的な実証を行っている。
Angelo Meuleman
TaxistopTaxistopのイノベーション・ポリシーディレクター。2007年よりシェアリングモビリティを交通の世界で最も素晴らしいコンセプトとすることをミッションに活動している。国際的なプロジェクトにおけるシェアリングモビリティのコンサルタントやパートナーとして、ヨーロッパ中を駆け回っている。ベルギー国内ではJeffrey Matthijsとともに、Mobihub(シェアリングモビリティや複数の輸送手段、自転車駐輪施設などを備えた地域の拠点)という都市デザインのための新しいコンセプトに着手している。
Wilma Östreicher
Carsharing im Landkreis Ebersbergエバースベルグ地域で展開されている8つのカーシェアリンググループのうちの1つ、Carsharing-Union Markt Schwaben e.V.の代表。英語話者ということで今回プロジェクトチーム代表として参加。
※ビデオ・ネット中継で参加予定
吉澤 武彦
一般社団法人日本カーシェアリング協会1978年兵庫県姫路市生まれ。立命館大学政策科学部を卒業後、6年間広告代理店に勤務。退社後、本格的に社会活動に従事し始め、平和や環境に関する様々なプロジェクトに取り組む。震災後、一般社団法人日本カーシェアリング協会を設立し、石巻で取組を続ける。
鈴木 高宏
東北大学未来科学技術共同研究センター
1998年東京大学工学系研究科博士課程修了、工学(博士)。同大生産技術研究所講師、助教授、同大情報学環の後、2010年から長崎県庁に出向し、長崎EV・ITSプロジェクトを推進。2013年東大に戻り、2014年から現職。このほか、電気自動車普及協会(APEV)理事。学際的にロボット・次世代交通など先進技術の社会実装に取組み、仙台市の特区認定に貢献、自動走行等の近未来技術の実証を推進している。
参加お申し込み 先着100名
シンポジウム協力体制
『コミュニティ・カーシェアリング』シンポジウム実行委員会
石巻市
Autodelen.net、Carsharing im Landkreis Ebersberg、Taxistop、一般社団法人日本カーシェアリング協会
株式会社イトオン、株式会社IDOM、株式会社NTTデータ東北、MS&ADゆにぞんスマイルクラブ、大阪ガス株式会社エネルギー・文化研究所、株式会社ジェイティップス、株式会社CDS経営戦略研究所、三菱電機株式会社、横浜ゴム株式会社
国土交通省東北運輸局、社会福祉法人石巻市社会福祉協議会、ドイツ大使館、復興庁、ベルギー大使館、社会福祉法人宮城県社会福祉協議会
特定非営利活動法人ITS Japan、石巻エコEVカーシェアリング検討委員会、石巻コミュニティ交通コンソーシアム、石巻専修大学、ウィーン工科大学交通研究所、公益財団法人国際交通安全学会(IATSS)、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム、一般社団法人電気自動車普及協会(APEV)、東北大学、長岡技術科学大学、一般社団法人みやぎ連携復興センター (五十音順)
シンポジウム実行委員会 事務局
〒986-0813 宮城県石巻市駅前北通り1-5-23
TEL: 0225-22-1453 FAX: 0225-24-8601
Mail : sympo@japan-csa.org
会場案内VENUE
石巻市防災センター
石巻市役所となり(石巻駅徒歩3分)
〒986-8501 宮城県石巻市穀町12-1
12-1 Kokucho, Ishinomaki, Miyagi Prefecture 986-8501 Japan
本会場は防災センターという特性上、震度4以上の地震、あるいは大雨・洪水等の警報が出た場合、本来の対応のため、会場としての使用ができなくなります。
その場合、会場の変更、または中止等の場合がありますので、その旨ご了承ください。
また、開催中にそのような事態があった場合には、各自で身の安全を確保いただき、係の者の指示に従って対応いただきますようよろしくお願いいたします。